先日少しだけ触れた、たけだかおる洋菓子研究室のマニアックレッスンという本。
この本に掲載されている発酵バターケーキを、どうしても作ってみたい。
砂糖とシロップは家にあるもので間に合わせ、分量は2倍に。
すでに同じとは言えないですが…とにかく焼いてみました!
結果、使った発酵バターの種類によるのか、意外にもあっさりとした風味。
そして生地はしっとりと滑らか。
いろいろと勉強になった、今回のケーキ作りです。
《材料》
無塩発酵バター 120g
有機砂糖 80g
カソナード 30g
卵 2個
アーモンドパウダー 50g
薄力粉 70g
シロップ キルシュ : 水 : はちみつを2:2:1で煮溶かしたもの
《工程》
柔らかくしたバター、有機砂糖、カソナードを混ぜる
↓
溶いた卵を大さじ2ずつ加え、その都度よく混ぜ
乳化させる
↓
アーモンドパウダーを振り入れ混ぜる
↓
薄力粉を振り入れ、粉気がなくなるまで混ぜる
↓
型に生地を流し入れ、170℃に予熱したオーブンで45分焼く
↓
型から取り出し、ハケを使い、シロップを表面に塗る
完成です!
今回はベーキングパウダーなしのレシピですが、本に書かれていたとおり、
緩やかに膨らみました。
スライスしてみると、生地はキメが細かく、しっとりとしています。
口に含むと、食感は滑らか。モソモソした感じは全くありません。
発酵バターの香りをもっと強く感じるかと思いましたが、カソナードの風味や
シロップに使用したハチミツの香りに負けてしまいました。
どの香りや風味を強調したいのか。
繊細な材料選びの大切さを感じました。
今回も、ゴムベラで混ぜの工程を行ったのですが、
卵の乳化もなんとかこなせました。ここはとても嬉しいポイントです。
バターの風味を生かすため、空気を含ませ過ぎないように作る。
この本を読み、そんな考えや、そのことに添う作り方があるのだと
はじめて知ることが出来ました。
お菓子作りも基本は大切ですし、上手に作ることは大変です。
それでも、その奥に自分の好みを追及していく道があるのだと思うと
気持ちが奮い立つます。
勇気が湧き、さらにやってみたいことが増えた、ケーキ作りでした。
★今回参考にさせていただいたレシピ本★
たけだかおる洋菓子研究室のマニアックレッスン
バニラの香りとカソナードのコク、飾りのないケーキ – UZURANO小話
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