フラン・ナチュール。
言葉の響きが滑らかで、夢見心地な気分に浸れる名前。
そんな素敵な名前を持つお菓子。
どんなものかと言いますと、
サクサクの生地にカスタード風のクリームを流し込み、焼き上げたお菓子です。
使う材料がシンプルなだけに、素材の味がダイレクトに伝わる。
その辺りが「ナチュール」ということかもしれません。
さて今回の工程、型に生地を敷き込み焼く、という部分がとても苦手で
今回も大きくやらかしました。
溶き卵を誤ったタイミングで塗ってしまい、しょぼくれたまま
最後の工程まで進みました。
期待感…ウス…。
しかし、出来たものを一口食べてみると、なんともビックリな美味しさ!
夫も「ああああ!美味しい!ホントに美味しい」とおしゃってました。
過去にも似たものを作りましたが、その時とは生地もクリームも月とスッポン。
出来がまるで違いました。(特に生地が美味しい!)
生地は香り良く、サクサク。
クリームは弾力がありながら、とても滑らか。
この仕上がりに、にんまり。
作る前は、ハードルが高すぎるのでは?と思っていましたが、
挑戦して良かったです。
材料と工程はこちらから
↓ ↓ ↓
〇ブリゼ生地(直径15㎝のセルクル1台分)
薄力粉 75g
強力粉 50g
さとうきび糖 5g
塩 2g
発酵無塩バター 75g
卵黄 10g
牛乳 20g
※粉、さとうきび糖、塩は合わせて冷凍庫で冷やしておく
※バターは1㎝角に切り、冷蔵庫で冷やしておく
※卵黄と牛乳は合わせておく
〇アパレイユ・フラン
薄力粉 9g
コーンスターチ 9g
さとうきび糖 65g
卵黄 75g
牛乳 220g
生クリーム 50g
《工程》
ブリゼ生地を作る
フードプロセッサーに粉類とバターを入れ、バターの粒がなくなるまで撹拌する
↓
卵黄と牛乳を合わせたものを加え、ざっくりとした塊になるまで撹拌する
↓
生地をラップに取り出し、平らにまとめ、冷蔵庫で一晩休ませる
↓
冷蔵庫から出した生地を、めん棒で型より一回り大きな丸に伸ばす
↓
オーブンシートの上にバター(分量外)を塗った型をのせ、生地を敷き込む
↓
めん棒を転がし、余った生地を切り落とす
フォークで生地に穴を開ける
↓
生地の上にオーブンペーパーを敷き、タルトストーンをのせ
180℃に予熱したオーブンで12分、天板の向きを変え8分焼く
(私はこの時点で溶き卵を塗ってしまい、後オーブンシートに卵生地がくっつく始末に)
↓
タルトストーンを取り、生地に溶き卵(分量外)をハケで塗り
180℃のオーブンでさらに5分焼く
(溶き卵がオーブンシートにくっつき、一部剥がれてしまった姿。
皆さんは正しいタイミングで塗ってください。タルトストーンを取ってからです!)
↓
アパレイユ・フランを作る
ボウルに薄力粉、コーンスターチ、さとうきび糖を入れ混ぜる
↓
牛乳を少しだけ注ぎ、泡立て器で混ぜる
↓
卵黄を加え混ぜる
↓
鍋で残りの牛乳と生クリームを湯気が出るまで温め、
先のボウルに加え混ぜる
↓
液を濾しながら鍋に戻し、泡立て器で混ぜながら強火にかける
↓
クリームがふつふつとし、鍋肌から剝がれるようになったら出来上がり
↓
焼き上がったブリゼ生地にクリームを流し入れ、表面が乾くまで5分程待つ
↓
クリームの表面に溶き卵(分量外)をハケで塗り、
170℃に予熱したオーブンで15分、天板の向きを変え10分焼く
完成!
溶き卵を塗ってから→オーブンシート→タルトストーン→焼き、という部分は
大失態でしたが、無事に美味しいフラン・ナチュールが完成しました。
クリームをどこまで煮詰めるのか、という点も不安でしたが
滑らかな仕上がりになりました。
さとうきび糖を使ったので色合いが地味ですが、これもまたよしです☆
★今回参考にさせていただいたレシピ本★
たけだかおる洋菓子研究室のマニアックレッスン
★今回使った材料の一部★
ALNATURIA 有機きたほなみ (薄力粉) 2kg
ALNATURIA 有機ゆめちから(強力粉)2kg
喜美良(きびら) さとうきび糖 600g
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