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9月24日(土) 雨の連休と素朴なお菓子

パッとしない空模様の週末。

薄暗い部屋。

 

よれよれっとした気分を明るくしたい。

時間もあることだし、のんびりお菓子を作ろうか。

 

そんな思い付きで、昨日焼いたクロスタータ。

7月に1度焼き、今回は2回目の挑戦。

(材料と工程は下方に記載しています。)

 

こういう素朴なお菓子を、レシピを見ることもなく

パパッと作れる人に憧れるのだが、自分はなかなかそうはなれない。

レシピが載った本を何度も見返し、台所で不器用にゴソゴソ動き回っている。

 

特にタルトなんかの生地を引きの伸ばすのが、大の苦手。

思うような丸い形にならず、ちょっと厚い部分や薄い部分などが出来てしまう。

 

でもクロスタータは、そんな不器用な自分を大らかに包み込んでくれるようなお菓子。

ちょっと失敗した部分も、なんだか美味しそうに見せてしまう。

格子柄が成す魔法なのか、ジャムの艶が人の目を眩ませるのか。

 

そして格子柄が素敵すぎ、作っている本人が自分を器用な人と勘違いしてしまう部分も

また不思議なマジック。

 

そんないろいろに酔いしれ、雨の日なんかにコロコロコロコロと、

めん棒を転がしてしまう。

 

 

そうして出来上がった、今回のクロスタータ。

使ったジャムは、黒イチジクのジャム。

砂糖を甜菜糖から粉糖に変えたので、生地は以前よりもサクサク。

バターの香りもしっかり感じられ、とても美味しく出来た。

 

 

シトシト。シトシト。

雨の音を聞きながら、齧る。

バターのコクと、ジャムの甘さ。

コーヒーの香り。

なにもかも、いつもよりしっかりと体の中に感じられる。

 

雨の日も悪くないな、なんて思ったりする。

 

黒イチジクジャムのクロスタータ

《材料》直径約20㎝分

薄力粉 120g

強力粉 60g

粉糖 60g

塩 1g

発酵無塩バター 70g(1㎝角に切っておく)

 

卵1個

 

黒イチジクジャム 適量

 

※ジャム以外の材料を冷蔵庫で冷やしておく

 

《工程》

フードプロセッサーに粉類、塩、バターを入れ、

サラサラとした粉状になるまで撹拌する

溶いた卵を加え、生地がゴロッとした塊になるまで撹拌する

生地をラップに包み、冷蔵庫で一晩寝かせる

生地をめん棒で厚さ5㎜程の丸に伸ばし、20㎝程の大きさの皿を逆さに被せ縁を取る

余った生地はまとめ直し、冷蔵庫で冷やしておく

丸く抜いた生地にフォークで所々穴を開け、180℃のオーブンで20分焼く

(うっすら焼き色が付く位)

焼き上がったら冷ましておく

残った生地を厚さ3㎜程に伸ばし、1㎝幅の帯状に切り分ける

先に焼いた丸い生地の縁を帯状の生地で囲み、中にジャムを塗る

格子状に帯状の生地を重ね、170℃のオーブンで30分程焼く

(焼き色が付くまで)

 

 

 

 

★今回参考にさせていただいた本★

旅と料理

 

★今回使った粉類★

ALNATURIA 有機きたほなみ (薄力粉) 2kg

ALNATURIA 有機ゆめちから(強力粉)2kg

 

【晩ご飯記録】

メニューは、

・焼きソーセージ

・インゲンと玉ねぎ炒め(ニンニク醤油、マスタード)

・じゃがいものオーブン焼き(オリーブオイル、塩、ローズマリー)

・トウモロコシのポタージュ(じゃがいも、玉ねぎ、塩、生クリーム、米油)

・自家製パン(スペルト小麦入りカンパーニュ)

 

満腹🍽️

 

イタリア菓子に挑戦!!レモンマーマレードのクロスタータ – UZURANO小話

 

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