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9月25日(日) 深夜にヒタヒタと忍び寄る足音は…

猫。

大好きな我が家の猫。

 

飼い始めて、早1年と少し。

保護猫なので、最初は全然懐いてくれず、お互いにかなり距離があった。

 

その距離感は、保護団体の下で保護されている時からすでにあり、

他の猫と仲良く出来ず、人に愛嬌をふりまくこともなかったので、

保護されたものの、新しい家族はなかなか見つからなかったそう。

 

やせ細り、ちょっと毛の禿げたエル(あ、名前はエルです。)。

そんなエルを「譲って下さい」と団体の方に伝えた時は、

「え?どうしてエルちゃんを?」と驚かれたくらいだ。

 

どうしてと言われると、なんでだか自分でもよく分からないのだが、

心の中にビビッとくるものがあったとしか言いようがない。

何度か通い、家にエルを迎えることが出来た時は、とても嬉しかった。

 

ただ迎え入れても、最初はケージの中でビクビクしっぱなし。

こちらが少し動くだけで、怖いと感じてしまう様子だった。

それから徐々に新しい場所に慣れ、私たち夫婦にも少しずつ少しずつ

甘えてくれるようになった。

 

(その間にも、病院へ行ったり、引っ越しをしたり、いろいろあったけれど…)

 

そして最近になり、深夜、ヒタヒタと足音を忍ばせ

私のベッドにやって来るようになった。

寝ていると、ヒタヒタヒタヒタと足音が近づき、

ガシッとベッドに爪をひっかける音と共に、ぬっと猫の姿が現れる。

 

ベッドに乗ると、先ず私のお腹に前足をのせ、

全体重をかけてライオンキングのポーズ。

どういう風景が彼女の瞳に映っているのか分かりませんが、

これは絶対にやめてくれない😼

横を向いて寝ていても、わき腹に足をのせてくる。

 

キメのポーズが終わると、ドサッと体を横たえ、

グルーミングを始める日もあれば、そのまま寝てしまう日もある。

まあいいのだが、どうしてかエルがベッドの2/3を使い、

私は残りの1/3で寝る、という状態になってしまうのが不思議なところ。

しかも頭を枕に置くか、私の腕に置くかするので、

人間はとても肩身の狭い思いをしている。

 

それでも、ふかふかで温かい身体が傍にあるというのは、

人の心をとても落ち着かせてくれるもので。

毎晩、寝ぼけまなこでエルの身体を撫でながら、

すーすー聞こえる寝息をやさしく感じながら、

私もまた眠りに落ちてしまう。

 

1年前は、こんな日が来るとは思えなかった。

何も知らなかった自分達に、エルに、こんな日が来るよと教えてあげられれば

物事はもっと円滑に進んだかもしれない。

なんて考えるけれど、やっぱり、全てお互いに経験したことの結果が今だから。

何も知らずに、難しい顔をして経験したことが大事に思える。

 

経験してみて初めて分かる。気付く。

そんなことがいっぱいあるんだ、ということも

エルから学んだことの1つかもしれません。

 

あ、そういえば、夫にはなかなか懐いていないエルですが、

昨晩部屋にスッと入って来て、両足の臭いをスッスッとかぎ、

またスッと出て行ったそう。

こんなことも以前はなかったこと。

 

夫とエルの関係も、これからどう展開していくのか楽しみです🐱🙇‍♂️

 

【晩ご飯記録】

メニューは、

・トマト卵炒め(ゴマ油、ニンニク、塩)

・茄子とピーマン炒め(油揚げ、生姜、ニンニク醬油)

・赤毛瓜のお味噌汁(ワカメ、松山あげ)

・玄米

・豆乳ヨーグルト(デーツシロップ)

 

痩せていたエルも、今はコロコロしています🐈

 

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