猫。
大好きな我が家の猫。
飼い始めて、早1年と少し。
保護猫なので、最初は全然懐いてくれず、お互いにかなり距離があった。
その距離感は、保護団体の下で保護されている時からすでにあり、
他の猫と仲良く出来ず、人に愛嬌をふりまくこともなかったので、
保護されたものの、新しい家族はなかなか見つからなかったそう。
やせ細り、ちょっと毛の禿げたエル(あ、名前はエルです。)。
そんなエルを「譲って下さい」と団体の方に伝えた時は、
「え?どうしてエルちゃんを?」と驚かれたくらいだ。
どうしてと言われると、なんでだか自分でもよく分からないのだが、
心の中にビビッとくるものがあったとしか言いようがない。
何度か通い、家にエルを迎えることが出来た時は、とても嬉しかった。
ただ迎え入れても、最初はケージの中でビクビクしっぱなし。
こちらが少し動くだけで、怖いと感じてしまう様子だった。
それから徐々に新しい場所に慣れ、私たち夫婦にも少しずつ少しずつ
甘えてくれるようになった。
(その間にも、病院へ行ったり、引っ越しをしたり、いろいろあったけれど…)
そして最近になり、深夜、ヒタヒタと足音を忍ばせ
私のベッドにやって来るようになった。
寝ていると、ヒタヒタヒタヒタと足音が近づき、
ガシッとベッドに爪をひっかける音と共に、ぬっと猫の姿が現れる。
ベッドに乗ると、先ず私のお腹に前足をのせ、
全体重をかけてライオンキングのポーズ。
どういう風景が彼女の瞳に映っているのか分かりませんが、
これは絶対にやめてくれない😼
横を向いて寝ていても、わき腹に足をのせてくる。
キメのポーズが終わると、ドサッと体を横たえ、
グルーミングを始める日もあれば、そのまま寝てしまう日もある。
まあいいのだが、どうしてかエルがベッドの2/3を使い、
私は残りの1/3で寝る、という状態になってしまうのが不思議なところ。
しかも頭を枕に置くか、私の腕に置くかするので、
人間はとても肩身の狭い思いをしている。
それでも、ふかふかで温かい身体が傍にあるというのは、
人の心をとても落ち着かせてくれるもので。
毎晩、寝ぼけまなこでエルの身体を撫でながら、
すーすー聞こえる寝息をやさしく感じながら、
私もまた眠りに落ちてしまう。
1年前は、こんな日が来るとは思えなかった。
何も知らなかった自分達に、エルに、こんな日が来るよと教えてあげられれば
物事はもっと円滑に進んだかもしれない。
なんて考えるけれど、やっぱり、全てお互いに経験したことの結果が今だから。
何も知らずに、難しい顔をして経験したことが大事に思える。
経験してみて初めて分かる。気付く。
そんなことがいっぱいあるんだ、ということも
エルから学んだことの1つかもしれません。
あ、そういえば、夫にはなかなか懐いていないエルですが、
昨晩部屋にスッと入って来て、両足の臭いをスッスッとかぎ、
またスッと出て行ったそう。
こんなことも以前はなかったこと。
夫とエルの関係も、これからどう展開していくのか楽しみです🐱🙇♂️
【晩ご飯記録】
メニューは、
・トマト卵炒め(ゴマ油、ニンニク、塩)
・茄子とピーマン炒め(油揚げ、生姜、ニンニク醬油)
・赤毛瓜のお味噌汁(ワカメ、松山あげ)
・玄米
・豆乳ヨーグルト(デーツシロップ)
痩せていたエルも、今はコロコロしています🐈
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