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8月24日(木) 日記『母と一緒に斎場で1泊2日したこと』

  

 

父の通夜、葬儀を行った斎場。

そこの2階には、便利なことに宿泊出来る部屋があった。

葬儀が午前9時からという早い時間だった為、

通夜の後、母と私は斎場に泊まることにした。

 

打ち合わせをする場所を兼ねた、リビングのような部屋には

大きなソファーとテレビ、そして冷蔵庫がある。

冷蔵庫は自由に使ってよく、事前に何本か用意されていた

ミネラルウォーターも飲んでよし。

(前日も泊まった母と姉は、冷蔵庫に早速麦茶やミカンを収納していた)

少し離れた場所には、お風呂場と洗面台があり

歯ブラシセットやタオル、入浴剤や綿棒まで準備されている。

まさか斎場にこんな宿泊施設があるとは!

 

通夜が終わった後、ヘロヘロに疲れた状態で母と姉と共に2階へ上がる。

テレビのある部屋で仕出し弁当を広げ、いろいろつまみながら

久々に会った親戚の話などをする。

大分寛いだ状態で足を伸ばし、ミカンを食べているところに

そおおっと、担当してくれた葬儀屋さんが急に顔を出した!

驚き、居住まいを正す、我々。

「どうぞ気になさらず寛いでください」と葬儀屋さんは言うが、驚くではないか。

現れる時は音を立てて来てほしい。

明日の打ち合わせを軽く行い、「また明日…」と言って帰られたけど。

 

さて、姉も自宅に帰り、母と2人きり。

母は先にお風呂に入り、早々に就寝。

相当疲れが溜まっているみたい。(もう80歳だし…)

そんな母の様子を見ながら、私もお風呂に入ることにした。

しかし、お風呂場へ行くには父の棺の横を通過せねばならない。

(1階の会場から2階のプチ祭壇の前へ移された父。棺の蓋は開いている。)

父だけど…遺体がすぐそばにあると思うとちょっと怖い。

ササ―ッと父の横を通り過ぎ、ササ―ッとお風呂に入った。

 

お風呂から上がった後は、疲れているはずなのに眠れず。

テレビのある部屋で本でも読もうかと思ったけれど、

顔を上げれば左斜め前方に父の棺が見える。

気になる…。

結局集中出来ず、眠れなくてもとにかくベッドに入ることにした。

(寝室はテレビのある部屋の横。ベッドが2台置かれている。)

と、先に眠ってしまった母から、ズゴォー、ズゴォーと凄いイビキが響いてくる。

 

ムムム…忘れていた、母のイビキ。

いつもなら耳栓を持って来るのだが、今日は急だったので持っていない。

スマホを使い、快眠音楽をかなりの音量で流してみても、イビキの音は消えない。

(眠っている母のほうに更なる効果?)

仕方がないので、布団を頭から被り、耳を塞ぐようにして寝た。

 

翌朝。

先に起きた母は早速テレビをつけて、身支度中。(テレビが大好きな母)

私も渋々起きる。

顔を洗って、早速朝ご飯。

朝ご飯は昨日東京駅で買った、パンとマフィン。

そしてこちらも自由に飲んでいいらしい、ドリップコーヒーを頂く。

(ネスプレッソ、だったような)

テレビを見ながら母と並んでの朝ご飯。

パンを半分個にして食べたり、テレビの話題に茶々を入れたり

なんだか楽しい。

 

そして7時頃、また音もなく、ぬうっと葬儀屋さんが現れた。

驚き、また居住まいを正す、母と私。

まだパジャマ姿なのに…。

「どうか気になさらずに」と言う、葬儀屋さん。

よくあることなのだろうか。

 

その後、慌てて着替え、会場へ。

なんだかバタバタ、寝不足で終わった宿泊。

父の棺の側は怖い思いもあったけれど

「お父さん、おやすみー」

「お父さん、おはよー」

と声を掛けることが出来たのは、ちょっと嬉しかった。

思い出に残る、斎場での1泊2日。

 

【晩ご飯記録】

・ツナと野菜のトマトパスタ

 (韓国ズッキーニ、人参、マッシュルーム、バジル、ニンニク、トマトソース、塩

  オリーブオイル、白胡椒、ケッパー、タリオリーニ)

・ベビーリーフのサラダ

 (パルミジャーノレッジャーノ、イチジク、オリーブオイル、塩、バルサミコ酢)

・じゃがいものオーブン焼き

 (オリーブオイル、塩)

 

久々のイチジク。

美味しい😋

 

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