今回はサワードウ酵母(スターター)の発酵が間に合わず
先日購入した、風と光の『天然酵母ドライイースト』を使ってカンパーニュを焼いてみた。
この天然酵母は、ドライイーストタイプ。
どれくらいの量を加えるか悩んだけれど、結局いつもの微量イースト量より
若干多め(+0.2g)で使ってみることにした。
粉の色は濃く、独特の少しツンとするような香り。
一瞬「大丈夫かしら?」と思ってしまうが
焼けばなんとかなる…という気持ちで作業を続ける。
心配だった発酵も力は十分にあるらしく、ぷっくりと大きく膨らんだ。
冷蔵庫の中でもゆっくり発酵し続けていたらしく
次の日は生地にぷくぷくと気泡が出来ていた。
焼き上がりもクープが大きく開き、迫力のあるカンパーニュに。
その見た目とは裏腹、クラムには細かな気泡が沢山入り、ふっくら。
ふかふかを通り越し、ふわんふわんなクラムになった。
食べるとほんのり甘い味わい。
酵母の甘さなのか、酵母が引き出した小麦の甘さなのか
やさしい甘さがほんのり口に残る。
そしてしっとりと、適度なうるおいを感じる舌触り。
これは天然酵母ゆえのしっとり感なのかなあと思う。
そういえば、酵母のツンとした香りも、食べる時にはあまり気にならなかった。
(深く探れば、奥深くに感じるような気もする…)
夫は食べながら「売ってるパンみたい!」という、最上級の褒め言葉を発していた。
サワードウのように酸っぱくなく、柔らかいところがいいらしい。
残りもまだ沢山あるし、しばらくこの天然酵母を使うのもいいな
なんて思い始めている。
今回のカンパーニュ、材料と工程
《材料》
全粒粉(有機キタノカオリ) 75g
準強力粉( E65) 75g
強力粉( 有機春よ恋) 100g
天然酵母ドライイースト 0.7g
塩 4.5g
ぬるま湯 180g
《工程》
ぬるま湯を入れたボウルに粉類、イースト、塩を合わせてふるい入れる
↓
粉気がなくなるまでしっかり混ぜる
↓
45分毎にパンチ×4回
↓
生地をまとめ
温かい場所で2.5時間(1.5倍位になるまで)
冷蔵庫16時間 発酵
↓
室温1.5時間 復温
↓
丸め
↓
ベンチタイム20分
↓
成形し、発酵かごに入れる
↓
温かい場所で1.5時間 発酵
鋳物鍋を蓋ごとオーブンに入れ、250℃に予熱
↓
クープ
↓
熱い鍋に生地を入れ
250℃30分(蓋あり)
230℃12分(蓋なし) 焼成
【晩ご飯記録】
・ジャガイモのガレット
(薄力粉、塩、黒胡椒、発酵無塩バター、シュレッドチーズ)
・のらぼう菜と油揚げのオイル煮
(スナップエンドウ、ニンニク、菜種油、塩)
・ホタルイカの炊き込みご飯
(ボイルホタルイカ、オリーブオイル、醤油、エジプト塩)
・タモギ茸と玉ねぎのお味噌汁
炊き込みご飯に入れてみた、ホタルイカ。
火を通すのもよいけれど、やっぱり酢味噌で食べるのが好き。
それにしても、なんでもそつなくまとめてくれるエジプト塩の凄さ!
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