飽きもせずに焼いている、カンパーニュ。
今回はレーズン酵母の元種を使ったもの。
粉の配合は、最近気に入っている強力粉の「春よ恋」をベースに
ライ麦粉と全粒粉が少々。
最初はぼそっと粗い手触りだった生地が
パンチを繰り返すごとになめらかに、むっちりとしてくる。
発酵も進み、クープもしっかり完了!だったのだが
焼いてみたら、一部だけ破れたような形になってしまった。
それでも膨らみは大きく、香りもよいのでヨシとする。
焼き上がりがいつもより軽い印象だった、今回のカンパーニュ。
クラムにはいろいろな大きさの気泡が混ざり合い、美味しい空気を包み込んでいた。
クラムは今日もふかふか、そしてもっちり。
クラストはいつもより引きが強い。
噛みしめると、ほんのりした甘さがジワジワと出てくる。
その甘さと芳ばしさが相まって、とても豊かな味わい。
成形に問題があるのか、焼成に問題があるのか…
形は崩れてしまったけれど、そんなことは忘れてしまうような
(忘れてしまいたい)
美味しいカンパーニュだった。
今回のカンパーニュ、材料と工程
《材料》
ライ麦粉(細挽き・ダーク) 25g
全粒粉(有機キタノカオリ) 25g
強力粉(坂下農園 春よ恋) 200g
元種(レーズン酵母) 50g
水 180g
塩 4.5g
《工程》
ボウルに元種と水を入れ、よく混ぜる
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粉類を合わせてふるい入れ、粉気がなくなるまで混ぜる
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室温に30分置く
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塩を加え、生地全体になじませるように手でよく混ぜる
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45分毎にパンチ×4回
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生地をまとめ
室温5時間
冷蔵庫13時間 発酵
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室温2時間 復温
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丸め
↓
ベンチタイム30分
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成形し、発酵かごに入れる
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室温1.5時間 発酵
鋳物鍋を蓋ごとオーブンに入れ、230℃に予熱
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クープ
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熱い鍋に生地を入れ、霧を吹き
230℃25分(蓋あり)
200℃10分(蓋なし) 焼成
(オーブン下段)
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