今回はレーズン酵母の液種、元種、両方を使ったパン。
生地にローズマリーを加え、爽やかな香りに仕上げた。
最近気温が下がり、パンの発酵も難しくなってきたところ。
今回はオーブンを40℃に設定し生地を入れ、15分ほど温める。
庫内の温度が下がったら、また同じように温める、という方法で発酵させてみた。
焼き上がりはふっくらと膨らみ、ローズマリーの爽やかな香りが広がる。
クープも予想以上に広がった。
(普段250℃のオーブンで焼いているところを、今回は230℃にしてみたが、上手く焼けた。)
クラストは若干硬め。
スライスするとクラムには大小の気泡が沢山入り、もっちりとした弾力が感じられる。
今回はサンドウィッチにして食べたのだけど、生地の味わいに少し酸味があるように思った。
元種を発酵させる時の温度が低く、やはり酸味が出たのかもしれない。
それでも、レーズン酵母とハチミツ(いつも生地に加えている)の甘さも感じられ
もっちりと芳ばしい生地。
ローズマリーの香りが全体を引き締め、美味しく食べることが出来た。
課題はあるけれど、悩みながら考えたり、工夫したり
上手くいかないからこそ遣り甲斐が出る。
ここを超えれば、パン作りがもっと楽しいものになると思う。
ローズマリーのパン、材料と工程
《材料》
スペルト小麦粉(有機スペルト小麦粉) 50g
強力粉(坂下農園 春よ恋) 200g
レーズン酵母元種 50g
レーズン酵母液種 50g
ハチミツ 5g
ぬるま湯 140g
塩 4.5g
ローズマリー 1g
《工程》
ボウルに元種、液種、ハチミツ、ぬるま湯を入れよく混ぜる
↓
スペルト小麦粉と強力粉を合わせてふるい入れ、粉気がなくなるまで混ぜる
↓
室温に30分程置く
↓
塩を加え、生地全体になじませるように手でよく混ぜる
生地になめらかさが出たらローズマリーも加え、生地全体になじませる
↓
45分毎にパンチ×4回
↓
生地をまとめ
温かい場所で3.5時間
冷蔵庫12時間 発酵
↓
室温1.5時間 復温
↓
丸め
↓
ベンチタイム 25分
↓
成形し、発酵かごに入れる
↓
室温1.5時間 発酵
鋳物鍋を蓋ごとオーブンに入れ、250℃に予熱
↓
クープ
↓
熱い鍋に生地を入れ
230℃30分(蓋あり)
230℃5分(蓋なし) 焼成(オーブン下段)
コメント