今回もレーズン酵母の元種と微量イーストを使ったパン。
いろいろな粉をブレンドした生地に牛乳も追加。
さらにローズマリーとレーズンも加え、清々しく甘いパンにしてみた。
材料を混ぜ、先ずはひたすら捏ねる。
最初は生地がベタベタと掌にくっつき、ストレスを感じるけれど
段々と生地が手から離れ、なめらかさと張りが出てくる。
そうなると捏ねるのが楽しくなり、満足感を感じる。
発酵からクープまでもなんとか無事に終え、いざ焼成。
予熱した鋳物鍋に生地を入れ、蓋をしたまま230℃で25分、蓋を外し200℃で10分。
クープが大きく開き、ふっくらキツネ色になったパン。
表面のレーズンは真っ黒に焦げてしまったけれど
ローズマリーの爽やかな香りが広がる、美味しそうな焼き上がりとなった。
スライスすると、クラムはギュッと目が詰まっているけれど、ふっくらと柔らかい。
クラストは芳ばしく、それでいて硬過ぎず。
トーストしてみると、表面はサクサク、中はフカフカな食感に。
レーズンの甘さが染み込んだ風味豊かな生地に、ローズマリーの爽やかさが加わり
甘いだけではない美味しさを感じる。
噛みしめる度に立ち昇る香り。
いつものレーズンパンとは一味違い、これもまた好きだなパン。
ローズマリーとレーズンのパン、材料と工程
《材料》
全粒粉(キタノカオリ 石臼粗挽き全粒粉) 20g
スペルト小麦粉(有機スペルト小麦粉) 30g
セモリナ粉(カプート) 100g
強力粉(坂下農園 春よ恋) 100g
ドライイースト 0.2g
塩 4.5g
レーズン酵母元種 50g
ハチミツ 10g
牛乳 100g
ぬるま湯 80g
ローズマリー 1g
レーズン 50g
《工程》
ボウルに元種、ハチミツ、牛乳、ぬるま湯を入れよく混ぜる
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粉類、ドライ―スト、塩を合わせてふるい入れ
生地がまとまるまで混ぜる
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生地を台に取り出し、なめらかで張りのある状態になるまで捏ねる
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広げた生地にレーズンをのせ、生地全体になじむようにさらに捏ねる
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ローズマリーも同様に混ぜ捏ねる
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生地をボウルに入れラップをし
温かい場所で8.5時間
冷蔵庫12時間 発酵
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室温2時間 復温
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丸め
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ベンチタイム20分
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成形し、発酵かごに入れる
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温かい場所で1.5時間 発酵
鋳物鍋を蓋ごとオーブンに入れ、250℃に予熱
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クープ
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熱い鍋に生地を入れ、たっぷりと霧を吹き
蓋をしてオーブンへ
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230℃25分(蓋あり)
200℃10分(蓋なし) 焼成(オーブン下段)
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