5月11日(土)　『最近飲んだワイン』

イタリア、エミリア・ロマーニャの自然派赤ワイン

犬がウインクしているような、可愛らしいラベルのワイン。

『クアルティチェッロ ボルドーネ 2018 』

くわえているのはなんだろう？と思っていたら

どうやらワイン名の「ボルドーネ」は

聖地エルサレムへ向かう巡礼者の杖にちなんでいるそう。

そこでやっと、あ！杖をくわえているのか、と分かる。

ワインの名前やラベルって、案外面白い。

買う時にまたいろいろ悩んだのだが、やっぱり魅かれたのはこの絵。

ラベルが素敵、というだけで手が出てしまう。

むかしむかし、よく分からないCDをジャケ買いしていたのに似ている。

さてお味の方は、一口飲んだ印象がとってもビター。

渋さ？タンニン？

ワインのことはよく分からないので適当な言葉が浮かばないが

チョコでいうところの「ビター」という感じ。

ビター感の後に、余韻でブドウの甘さが浮かんでくるような。

グラスに注いだ時の色が濃いボルドー色だったので

勝手に甘いものを想像していたら、見事に外れた。

ブドウはエミリアの土着品種、マルボ・ジャンティーレという品種を使っているそう。

これはランブルスコにも使われていた品種らしく

そういえば、ランブルスコから甘さを引けば、こんな味わいになるかも…と想像できる。

ワインは、ブドウの品種まで詳しくなると

より選びやすく、自分の好みも分かってくるのかもしれない。

でも今はあまり難しく考えたくないので、可愛いラベルを眺めながら

美味しく飲み干した。