もう駄目だ…と諦めかけていた、サワードウ酵母。
ところが、『冷蔵庫に保存していた酵母に新しく粉と水を足す』
これを繰り返すうちに、どんどん元気になってきた。
こんなことがあるんだな、なんて驚きながら早速サワードウのパンを焼く。
残っているものを早く使い切りたくて、今回もカランツとクルミのパン。
先日も作ったが、今回はクルミをパンチの工程で加えるのではなく
成形時に加えることにした。
そのおかげか、クルミが生地全体にまんべんなく散らばり
バランスのよい出来になった。
そして焼き上がりは見事にコロンと膨らみ、クラムにも大小様々な気泡が入った。
さらに何より驚いたのは、食べた時に酸味を全く感じないこと。
去年からサワードウの酸味が気になるな…と、ずっと思っていたのだけど
発酵力がしっかり付いた酵母には酸味がない。
驚きながら、食べて実感。
酵母に翻弄される日々だったけれど、こんなに上手く焼き上がると
諦めなくてよかったなあと思うし、また楽しい気持ちが湧き上がってくる。
さて、これからこの酵母がずっと元気でいてくれるのか。
ドキドキ、ワクワクしながら、また酵母を育てる日々が続きそうだ。
カランツとクルミのパン、材料と工程
《材料》
スペルト全粒粉 50g
強力粉(有機春よ恋) 95g
強力粉(はるゆたか) 135g
塩 5g
水 175g
メープルシロップ 5g
サワードウ酵母 50g
カランツ 50g
クルミ 40g ※加える当日にローストして冷まし、好みの大きさに砕いておく
《工程》
ボウルに水とメープルシロップを入れ混ぜる
↓
粉類と塩を合わせてふるい入れ、粉気がなくなるまで混ぜる
↓
室温に1時間置く
↓
酵母を加え、手でしっかり混ぜる
最後にカランツも加え、生地全体になじませる
↓
45分毎にパンチ×4回
↓
室温2時間
冷蔵庫14.5時間 発酵
↓
室温1時間 復温
↓
丸め
↓
ベンチタイム30分
↓
成形し、発酵かごに入れる
(成形時、広げた生地にクルミをのせ包む)
↓
室温1.5時間 発酵
鋳物鍋を蓋ごとオーブンに入れ、250℃に予熱
↓
クープ
↓
熱い鍋に生地を入れ
250℃30分(蓋あり)
230℃12分(蓋なし) 焼成
【晩ご飯記録】
・フリルレタスのサラダ
(オリーブオイル、塩、レモン果汁、マグロのオイル漬け、トマト)
・フキのゴマソース和え
(タヒニペースト、味噌、マヨネーズ)
・麴納豆のせ豆腐
・長芋と柳マツタケのお味噌汁
・麦ご飯
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