レーズン酵母の元種を使い、カンパーニュを焼く。
元種は元気だと思っていたのに
仕込んだ生地はデロンとした張りのないものになってしまった。
これは上手く焼き上がらないかも…という予感。
その悪い予感は的中。
膨らみが弱く、クープの開きもイマイチなカンパーニュになってしまった。
元種には弾力があり、このまま使えるだろうと思ったのだけど
まだまだ発酵力が足りなかったのだろうか。
その辺りの見極めがとても難しいなあと思う。
ガッカリしたまま、次の日にスライス。
見た目と違い、クラムには大小の気泡がところどころ入り
ふかふか、もっちりな手触り。
食べるとほのかな甘さがあり、酵母や粉の旨味も感じられる。
予想よりも美味しい。
ダメかも…と思っていたけれど、元種の状態はそんなに悪くないのかもしれない。
発酵力をもう少し強くすることが出来れば、もっと美味しいパンが焼けるはず。
コツコツと水と粉を足しながら、もう少し様子を見てみようと思う。
元種で作るカンパーニュ、材料と工程
《材料》
全粒粉(有機キタノカオリ) 50g
強力粉(TYPE85) 50g
強力粉(アーティザン) 150g
塩 5g
元種 50g
水 190g
《工程》
ボウルに元種と水を入れ、種を溶かすようによく混ぜる
↓
粉類と塩を合わせてふるい入れ、粉気がなくなるまでゴムベラなどでよく混ぜる
↓
45分毎にパンチ×4回
↓
生地をまとめ
室温3.5時間
冷蔵庫14時間 発酵
↓
室温2時間 復温
↓
丸め
↓
ベンチタイム20分
↓
成形し発酵かごに入れる
↓
室温1.5時間 発酵
鋳物鍋を蓋ごとオーブンに入れ、250℃に予熱
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クープ
↓
熱い鍋に生地を入れ
250℃30分(蓋あり)
230℃12分(蓋なし) 焼成
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