レーズン酵母の元種で作った、カンパーニュ。
元種は
冷蔵庫に保存していたものに強力粉と液種を加え、リフレッシュ。
2倍に膨らんだら、一旦冷蔵庫に保存。
次の日、さらに強力粉と水を加えリフレッシュ。
2倍に膨らんだら、また冷蔵庫に保存。
そんなリフレッシュを経た元種。
元気だろうと思って使った元種だったが、生地はイマイチ張り不足。
ベタベタ手にくっつくことはないけれど、ブルンとした弾力がない。
これは…と不安を感じた焼き上がり。
やはりクープが大きく割れるほどの膨らみはなく、香りがいつもより弱い。
それでも焼き色はきれいなキツネ色。
スライスしてみると、大きな気泡がところどころ入っているが、バランスに欠ける。
そしてクラムはちょっと硬め。
ふかふかというより、強い弾力を感じる少し硬めのクラム。
ところが食べてみると、意外にもほんのり甘い味わで、悪くない。
香りもいつもより弱いけれど、クラストに近い部分は芳ばしさも感じられる。
サワードウで同じような焼き上がりになった時は、酸味の強いパンになっていることが多い。
その点、レーズン酵母の元種は、味わいに大きな欠陥が出ることが少ないのかもしれない。
ちょっとホッとした。
過去を振り返ると、去年の夏はもう少し元気な液種と元種が出来ていたのだけど
今年は何が違うのだろう。
いつまでたっても謎多き、自家製酵母。
一進一退のパン作り。
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