またですが、ドライイチジクの赤ワイン煮を使ったパン。
前回はヘーゼルナッツを合わせて加えたのだけど、今回はクルミを加えて焼いてみた。
そして酵母は、レーズン酵母の元種使用。
やっと使える元種が完成!
自家製酵母がある時は、パンを焼くのもワクワク感が増す。
元種や水と一緒に、赤ワイン煮で出来たシロップも加える。
前回よりも多めに加えたので、濃いワイン色。
刻んだイチジクはパンチの前に加え、わざと果肉が解けるようにし
生地にしっかり混ぜ込んだ。
クルミは成形時にたっぷり生地にのせる。
クルクル巻くとボリュームのある俵型になる。
焼か上がり。
3本入れたクープは、端っこの1本だけが大きく膨らみ
ちょっと歪な形のパンになった。
スライスすると、クラムはうっすらワイン色。
イチジクの果肉は塊の部分と、上手く生地に溶け込んだ部分に分かれ
小花のつぶつぶがポピーシードのように散らばっている。
(イチジクの中にあるつぶつぶは種ではなく、小花と呼ばれる花の集まりだそうです。
知らなかった。)
クラムはシロップの香りと甘さを含み、しっとりと柔らかい。
その中にクルミの大らかな芳ばしさが広がり、なんとも美味しい。
ヘーゼルナッツも華やかな香りでよかったけれど
クルミの噛めば噛むほどコク出てくるような美味しさも、やはり好き。
華やかではない分、イチジクや粉の美味しさを引き出しているように思う。
今回も大成功な美味しさ!
一つ残念なのは、イチジクの赤ワイン煮を使い切ってしまったこと。
美味しかったので、またなにか赤ワインで煮てみようかな、と考え中。
イチジクとクルミのパン、材料と工程
《材料》
ライ麦粉(細挽き・ダーク) 50g
強力粉(坂下農園 春よ恋) 200g
レーズン酵母元種 50g
赤ワイン煮のシロップ 30g
水 130g
塩 4.5g
イチジクの赤ワイン煮(果肉) 65g(好みの大きさに刻んでおく)
クルミ 50g(ローストして冷まし、好みの大きさに砕いておく)
《工程》
ボウルに元種、シロップ、水を入れよく混ぜる
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ライ麦粉と強力粉を合わせてふるい入れ、粉気がなくなるまで混ぜる
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室温に30分程置く(オートリーズ)
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塩を加え、生地全体になじませるように手でよく混ぜる
刻んだイチジクを加え、さらに手でよく混ぜる
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45分毎にパンチ×2回
2.5時間後に再びパンチ
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生地をまとめ
室温6.5時間
冷蔵庫10.5時間 発酵
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室温2時間 復温
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丸め
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ベンチタイム30分
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成形し、発酵かごに入れる
(生地を横長にを広げ、表面全体にクルミをのせ三つ折り
端からクルクル巻いて俵型にする)
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室温1.5時間 発酵
鋳物鍋を蓋ごとオーブンに入れ、250℃に予熱
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クープ
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熱い鍋に生地を入れ
250℃25分(蓋あり)
230℃5分(蓋なし) 焼成(オーブン下段)
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