普段通り、レーズン酵母の元種で作ったカンパーニュ。
見た目にもいつも通りなのだが、酸っぱい出来になってしまった。
異変に気付いたのは、生地を丸めようとした時。
ボウルから出した生地から、ふわりと酸味のある香りが立ち上がった。
むむ…と思い、ボウルに鼻を近づけてみると
こちらにもやはり酸っぱい香りが残っている。
怪しいなあと思いながらも、焼いてみる。
そうすると、オーブンからも芳ばしい香りに混ざり
少し酸っぱい香りが漂って来た。
強い酸味とは言わないが、やはりいつもとは違う香り。
焼き上がりもどっしり、重い感じだ。
スライスすると、クラムもむっちりと重くなっており
全くふわふわしていない。
食べると予想通り、ほんのり酸味を感じる。
この酸味の影響で、芳ばしさや粉の風味が台無しになってしまった。
残念。
後で使った元種をなめてみたところ、見事に酸っぱい。
ちゃんと発酵していたので平気だろうと思っていたが
過発酵になっていたのかもしれない。
今度からは元種の味も確認しなければ、と肝に銘じた。
※元種はレーズン酵母液とスペルト全粒粉、その後水と強力粉で発酵させたのですが
それぞれ8時間以上室温に放っておいたのが原因かもしれません。
香りや味で、良い時の状態を覚えておくとよさそうです。
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