レーズン酵母の元種、そしてドライイーストをお守りのように
ほんの少しだけ加えて焼いたパン。
生地に追加したのは、クランベリー、レーズン、クルミ。
珍しくドライフルーツを2種類加えてみた。
(パンを作り始めてから、初のことかもしれない)
元種を起こす時も、パンの生地を発酵させる時も
なるべく温度を下げないよう、保冷バックに湯たんぽと一緒に入れたり
オーブンの発酵機能を使ったり。
発酵にひと工夫必要な、この時期。
放っておいてもズンズン発酵が進んでしまった夏が懐かしい。
焼き上がりは焼き色が強め。
生地に加えたレーズン漬けのラム酒が香る
実の詰まった、美味しそうなパンになった。
スライスすると、しっかり厚めのクラストに柔らかなクラム。
そして、ぎっしりと詰まったクランベリー、レーズン、クルミが見える。
ラム酒とハチミツの、ほんのりとした甘みを感じる生地。
その甘みに重なるようなクランベリーとレーズンの果実味。
クルミとクラストの芳ばしさも際立ち、とてもとても美味しいパンになった。
いつもと違い、いろいろと生地に加えてみた今回のパン。
それぞれの素材のよいところが混ざり合い、奥行きのある味わいになった。
特に、ラム酒を入れて美味しくなるのは新しい発見だった。
クランベリー、レーズン、クルミのパン、材料と工程
《材料》
スペルト小麦粉(有機スペルト小麦粉) 50g
強力粉(坂下農園 春よ恋) 200g
ドライイースト 0.1g
レーズン酵母元種 50g
ハチミツ 5g
レーズン漬けのラム酒 20g
ぬるま湯 160g
塩 4.5g
クランベリー 20g
レーズン 30g
クルミ 50g(ローストして冷まし、好みの大きさに砕いておく)
《工程》
ボウルに元種、ハチミツ、ラム酒、ぬるま湯を入れよく混ぜる
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スペルト小麦粉、強力粉、ドライイーストを合わせてふるい入れ
粉気がなくなるまで混ぜる
↓
室温に30分程置く(オートリーズ)
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塩を加え、ザラっとした粒子感がなくなるまで手でよく混ぜる
↓
45分毎にパンチ×2回、60分後にもう一度パンチ
(1回目のパンチでクランベリーとレーズンを加え生地になじませる)
↓
生地をまとめ
温かい場所で6時間
冷蔵庫11.5時間 発酵
↓
室温1.5時間 復温
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丸め
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ベンチタイム20分
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成形し、発酵かごに入れる
(横長に伸ばした生地の表面にクルミをのせ三つ折り、クルクル巻いて俵型に成形)
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温かい場所で1.5時間 発酵
鋳物鍋を蓋ごとオーブンに入れ、250℃に予熱
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クープ
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熱い鍋に生地を入れ
250℃25分(蓋あり)
230℃5分(蓋なし) 焼成(オーブン下段)
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