いつものように、レーズン酵母の元種を使ったカンパーニュ。
ただ今回は、黒糖を少し加えている。
最近、カンパーニュにハチミツや砂糖を加える場合5g(2%)にしていたのだけど
今回は10g(4%)。
ちょっと多めに入れてみた。
普段通りの工程。
特別大きな変化はないけれど、発酵は思いの外、早く進んだ。
(気温が低い時期は温かい場所と室温で一晩発酵させるのだけど、今回温かい場所に置いていたら
意外に早く発酵したので、夏の時期と同じく、その後一晩冷蔵庫に入れた。)
しっかり、濃く色付いた、焼き上がり。
クープも開き(ギザギザだけど…)、芳ばしい香りを漂わせている。
クラムも茶色の色味が強く、気泡は艶々、もっちりとした生地感。
クラストはしっかり硬い。
食べてみると、黒糖の自然な甘さをほんのりと感じる。
噛むほどに芳ばしさと甘さが混ざり合い、とても奥深い味になる。
小麦の風味の邪魔をしない、黒糖の甘み。
パンに使うことはあまりなかったけれど、相性がとてもよい
という発見があった。
今回のカンパーニュ、材料と工程
《材料》
全粒粉(キタノカオリ 石臼粗挽き全粒粉) 25g
スペルト小麦粉(有機スペルト小麦粉) 50g
強力粉(坂下農園 春よ恋) 175g
レーズン酵母元種 50g
黒糖 10g
ぬるま湯 180g
塩 4.5g
《工程》
ボウルに元種、黒糖、ぬるま湯を入れよく混ぜる
↓
全粒粉、スペルト小麦粉、強力粉を合わせてふるい入れ
粉気がなくなるまで混ぜる
↓
室温に30分程置く
↓
塩を加え、ザラザラとした粒感がなくなるまで手でよく混ぜる
↓
45分毎にパンチ×4回
↓
生地をまとめ
温かい場所に5時間
冷蔵庫11.5時間 発酵
↓
室温2時間 復温
↓
丸め
↓
ベンチタイム30分
↓
成形し、発酵かごに入れる
↓
温かい場所で1.5時間 発酵
鋳物鍋を蓋ごとオーブンに入れ、250℃に予熱
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クープ
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熱い鍋に生地を入れ
250℃30分(蓋あり)
230℃5分(蓋なし) 焼成(オーブン下段)
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