
ある日の夕方、夫から電話が掛かってきた。
夫「パスタもらったんだけど…」
私「んぁ?パスタ? 生パスタの麵ってこと?」
夫「いや、調理済み」
「肉とトマトソースを混ぜた、ミートソースっぽいやつ」
「○○さんが持って来たの」
私「どんくらい?(量)」
夫「んー、1.5人前くらい」
私「んぁぁぁ、まぁ晩ご飯に食べるか…」
「もって帰って来て」
そんな感じのやり取りがあり、とある人からいただいたパスタが
その日の晩ご飯のメインとなった。
いつもより10分ほど早めに帰宅した夫。
そそくさと鞄からパスタを出し、これこれと見せてくれた。
確かに1.5人前ほどのミートソースパスタらしきものが
タッパーいっぱいに詰められている。
もう冷めてしまったパスタを、夫がフライパンで温め直す。
熱が入ったとたん、芳しい香りが台所を包み込む。
お皿に盛り付け、添えられていたパルミジャーノレッジャーノをフリフリ。
いただきまーす!と食べたとたん
美味しい!と声が出る。
実はパスタを持って来てくださった方は、イタリア料理店のシェフ。
お店で作ったものを、夫に差し入れとして届けてくれたらしい。
もう冷めてしまったものをさらに温め直したのに、この美味しさ。
家では出せない肉の旨味。
もう店に居るみたい!としみじみ味わいながら食べる。
イレギュラーなとても美味しいいただきもの。
慌ててご飯を炊いてなくてよかった。
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