今日は、夫が晩ご飯を作る日。
朝から「今晩はタラコスパゲッティだ!」と宣言が出た。
私は心の中でガッツポーズ。
バターとタラコでスパゲッティを和えるだけなのですが、
人によってその作り方はいろいろ。
私はバターとタラコをボウルに入れおき、
茹で上げたスパゲッティを入れ、和える作り方。
夫はフライパンにバターとタラコを入れ、火を通したところに
スパゲッティを入れ、和える作り方。
そしてトッピングも、大葉だったり刻み海苔だったり。
同じ材料を使っても、仕上がりが全く違うものになるのが面白い。
なので、夫がタラコスパゲッティを作ると決めた日は、ワクワクする。
ちょっと話はズレますが、子供の頃、初めてタラコスパゲッティを食べた時
こんなに美味しいものがあるのかと感動した。
実家では、父が洋風な食べ物を好まないため、
スパゲッティが食卓に上がることはなかった。
しかし月に1度、父が夜勤で家に居ないという日があり、
その日は母、姉、私の3人で外食と決めていた。
普段伸ばせない羽をのびのび伸ばすようにして、
3人でラーメンを食べに行ったり、うどんを食べに行ったり。
好きなものを食べに出掛けるのが、とても楽しみだった。
そんな父の居ないある晩、姉が行ってみようと言い出して、
近所の喫茶店で夕飯を食べることにした。
喫茶店と言っても、夜はちょっとお酒も出すようなお店。
薄暗い店内にマスターが一人で仕事をしている。
そんなお店だ。
そこで初めて食べたのが、タラコスパゲッティ。
どうしてそんなメニューを選んだのか、全く覚えていないのですが、
平らな皿にうず高く盛り付けられたスパゲッティを食べた瞬間、
ビビッと衝撃を受けた。
その頃は、バターとタラコの組み合わせ何て考えたこともなかったので、
こんな複雑な美味しさを醸し出せるマスターは、天才に違いない!と思った。
それからは、そのお店のタラコスパゲッティに夢中になり、
父の居ない夜はタラコスパゲッティ食べに行くことが多くなった。
そんなに好きになったタラコスパゲッティですが、母に作ってくれと頼んだことは無く、
他のお店で食べた覚えもない。
思い出してみると、再びタラコスパゲッティを食べるようになったのは、
夫と暮らすようになってからかもしれない。
2人で食べるために、自分で作ったタラコスパゲッティ。
長い年月を経て、再び目の前に現れたタラコスパゲッティ。
なんだか感慨深いスパゲッティだ。
そして今日の【晩ご飯記録】
メニューは、
・タラコスパゲッティ(バター、大葉)
・ベビーリーフのサラダ(トマト、オリーブオイル、赤バルサミコ酢)
・豆腐(叙々苑のドレッシング、松山あげ、刻み海苔)
この後、赤ワインとブリーチーズもいただきました🌙
9月12日(月) 夫作の晩ご飯と個人的栄養学 – UZURANO小話
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