台風の影響か、今日は朝から強い雨。
そんな日は家から出ないと決め、1日のんびり過ごすことにする。
やらなければいけない事を午前中に終わらせ、午後は映画を観ることにした。
選んだ映画は「キャロル」。
舞台は1950年代のニューヨーク。
私はまだ生まれていませんが、街や人々のスタイルにノスタルジックな雰囲気があり、
ストーリーは胸を締め付けられるような部分もあるのに、どこか温かな空気に包まれて
いるような映画だった。
そんな映画の中で、ググっと惹きつけられたのがフィルムカメラとモノクロ写真。
写真と言えば、フィルムだった頃。
ファインダーを覗き、一生懸命にピントを合わせ、
カシャッとシャッターを押した後に巻き上げレバーを動かす。
全部取り終えたら、フィルムをクルクルクルクル巻き戻す。
写真がどんなふうに撮れているかは、現像とプリントが終わるまで分からない。
あの頃の機械にはいろいろな音があり、人間と写真との距離(時間的な)も
適度に保たれていた気がする。
そしてプリントされた写真の手触り。
写真に手を触れることによって感じられる何か。
指先から伝わる何か。
現実を切り取った写真にプラスされた、言葉にならない何か。
そんな何かが、手に取った写真には手触りと共にあったように思う。
そんなことを思うと、デジタルというものがなんだか味気なく感じてくる。
写真というよりも、画像というイメージ。
とても便利になり、鮮明さも増したように思うけれど、
見失ったものもあるのではないか。
映画を振り返りながら、いろいろ考えてしまい
ちょっとセンチメンタルになった夕方。
全ては台風の影響ということにしておこう🌀
★今日観た映画★
キャロル(字幕版)
【晩ご飯記録】
メニューは、
・ベジミートのカレー(大豆ミート、赤ピーマン、玉ねぎ、生姜、ニンニク、しめじ)
・トウモロコシとしし唐炒め(ゴマ油、ニンニク醬油)
・じゃがいものオーブン焼き(オリーブオイル、塩、ローズマリー)
・ヨーグルト(デーツシロップ)
家にあるもので何とか完成した、晩ご飯。
この後、夫が買って来たアイスクリームも食べた。
夫は板チョコアイス、私は紅はるかのソフトクリーム🍦🍫
8月13日(土) 台風、そんなわけでパンと映画 – UZURANO小話
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