好きなパンシリーズ、今回はシニフィアン シニフィエのパンです。
シニフィアン シニフィエといえば、もう説明する必要のない有名店。
低温長時間発酵のパイオニアと言われる志賀勝栄氏のお店です。
頻繁に通うお店ではないですが、
あのパンの香りを思い出して、よし行こう!
美味しいチーズやワインに合わせたくて、よし行こう!
なにか特別な気持ちをもって訪れるお店です。
特に好き、大好き、というパンを2つ。
パン オ ヴァンとパン オリーブ。
いつもこの2種ばかり選んでしまうので、実は他のパンをそんなに食べたことが
なかったり…。
でもこのパン オ ヴァンの香りといったらもう!
ふんわりとしたワイン香と、甘い中にスパイスを感じるような
なんとも言えない芳しさ。
ナッツとドライフルーツがぎっしり、ふんだんに入っているので
噛む度にその香りが口いっぱいに様々に広がり、細胞が刺激されます。
薄くスライスして頂くのがお勧めのようですが、
あえて厚めにスライスし、口いっぱいに頬張って香りと食感を楽しみたい!
いつも、そんなはしたない食べ方をしております。
そして、パン オリーブ。
初めて食べた時、この食感に驚きました。もっちり、ふかふか、軽いのです。
食感の軽さに対して、風味はしっかり。
オリーブの旨味と生地のバランスを、どうしたらこんなに美味しく仕上げられるのか
未知の世界を垣間見たような気分になります。
他にも、アマニがたっぷり入ったキャトル ヴァン、ルヴァン種を使用したクロワッサン
など面白いパンが沢山あります。
昨年移転された新しい店舗には、ワインやハチミツなども並べられ、
パンと一緒に楽しめる、ワクワクするものが沢山紹介されています。
こちらは思わず手に取ってしまった白ワイン。
香りの余韻が心地よく、大地の温もりを感じる様な素敵なワイン。
パンもワインも、発酵って面白いな…と思いに耽る夏の夕暮れでした。
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