中種法で作る、パルミジャーノとオレガノのパン。
(玄米粉酵母使用、グルテンフリー)
時間をたっぷりかけ、生地を発酵させました。
やさしい生地の味わいに、チーズとオレガノの香りが包まれています。
《材料》
【中種】
玄米粉酵母 20g
玄米粉 65g
水 50g
【本ごね】
A そば粉(細挽き)40g
A そば粉(粗挽き)35g
A サイリウムハスク 6g
中種 全量
塩 1.5g
水 100g
パルメザンチーズ 10g
オレガノ 小さじ1/2
《作り方》3日間の工程に分かれています。
【1日目】
・先ず、中種を作ります。
容器に中種の材料を全て入れ、よく混ぜ、ラップをふわりとかけます。
これを室温で発酵させます。
気泡が出来、嵩が1.5倍位に増した状態になったら、一旦冷蔵庫に入れ、
一晩寝かせます。
(今回は27℃室温に、3時間置いた後、冷蔵庫に入れました。)
【2日目】
・中種を冷蔵庫から出し、室温に戻します。
(今回は28℃の室温に1時間半置きました。)
・本ごねです。
中種全量、塩、水をボウルに入れ、混ぜます。
・先のボウルにAの粉類を加え、混ぜます。
・生地がもったりと重い感じになってきたら、パルメザンチーズとオレガノを加え、
混ぜます。
・生地をまとめてタッパーに入れ、1.5倍位に膨らむまで室温で発酵させた後、
冷蔵庫で一晩寝かせます。
(今回は28℃の室温に2時間程置いてから、冷蔵庫に入れました。)
【3日目】
・冷蔵庫から出した生地を室温に置き、常温に戻します。
(今回は27℃の室温に2時間置きました。冷蔵庫から出した時点であまり発酵が
進んでいなかった場合は、ここで発酵が完了するまで時間を取ってもよいと
思います。生地が最初の状態と比べ、2倍位になっていれば大丈夫です。)
・打ち粉をふった台に生地を取り出し、表面にハリが出るように丸めて成形。
オーブンシートにのせます。
・その後、生地の乾燥を防ぐため、ボウルを上に被せるなどして再び発酵。
1.5倍位に膨らむまで待ちます。
(今回は27℃の室温で、一時間半発酵させました。)
・オーブンに、ストウブなど厚手の鍋を蓋ごと入れ、250℃に予熱。
・発酵が終わった生地にクープを入れ、霧吹きで表面を潤します。
・予熱が終わった鍋に生地にそうっと入れ、蓋をし、250℃のオーブンで35分焼く。
焼けたら蓋を取り、表面に焼き色が付くまで、230℃でさらに10分程焼きます。
出来上がりです。
今回は、中種を冷蔵庫で一晩寝かせたので、3日間の工程になりました。
酵母の量も減らしましたが、時間をかけて発酵させることで、酵母の力を蓄えつつ、
生地は酸味が控えられた、やさしい味になりました。
生地の味わいがやさしくなった分、チーズとオレガノの風味や香りがいきいき
したものに感じられました。
個性の強いチーズは、使い方によって酵母の風味とケンカしてしまうことを、
前回作ってみて実感したのですが、今回は上手く出来ました。
時間をかけて初めて分かることもあるのだなと、感じながらの食卓・・。
また次のパンへ・・。
玄米粉酵母作り(夏編) – UZURANOパンはグルテンフリー
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